フジ DL-150

何の特徴もないAF全自動カメラ

これといって特徴のないAF全自動カメラである。しいていえばスライド式レンズカバ−が付いた事くらいである。
レンズは35mmF3.5付。この頃になるとフジのコンパクトカメラも35mmとか34mmとかになり38mm一辺倒ではなくなる。ところがF2.8はやはり38mmで、35mmのレンズはF3.5
と半段暗くなっている。
ところで、このカメラのメ−カ−名はフジカではなくフジとなっている。いったいいつからフジになったのかを調べてみると、1984年10月発売のフジカルディアDL−200デ−トからである。富士写真創立50周年を記念し、イメ−ジの刷新とデザインの変更をしたと資料に載っている。まぁ僕にはどうでもいい事ではあるが(笑)。
それにしてもフジの写真レンズはよく写る。ニコン、キヤノンといったブランドイメ−ジはまったくないが、レンズは癖のない描写であり、まったく不満がない。これはあらためて評価されていいことだと思う。
これと同じことがコニカにも言えることであるが、どちらかというと2社ともにフィルムのついでにカメラ作っているというイメ−ジが強く、フィルム販売促進のために使いやすいカメラを開発しているという感じがあった。ところがEBCフジノンやヘキサノンは最近特に評価が高い。これは本当の価値が評価されてきた証しであろう。
と思ったら、両者ともにデジカメの時代に突入し、四苦八苦の状態である。銀塩フィルムの需要がどんどん減ってきているのである。コニカはとうとう銀塩カメラから撤退してしまいミノルタと合併した。まことに残念な時代になってしまった。

みのかんのDL−150

いつのまにかあったというカメラである。何かのついでに買ったのだろう。あんまし覚えがないし、印象の薄い日陰者のカメラである。たまには使ってやろうかと今回しみじみ眺めたら、このカメラ意外といいカメラである。とりあえずモノクロを詰めてカバンの中に入れて持ち歩いている。

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